総領事新年挨拶

令和4年1月4日
新年あけましておめでとうございます。
新しい年を迎えられ、米国中西部在住の皆様におかれましては、ご家族やご友人とこれからの一年間に向けて様々な期待を膨らませていらっしゃることと思います。皆様にとりまして2022年が健康で幸多き良い年となりますよう祈念しております。

さて、昨年は引き続き新型コロナウィルスに大きく影響を受けた一年間となりました。しかし、ここ中西部ではワクチン接種が普及するととともに、年の半ば以降、様々な活動が再開されるようになり、人と人が直接接して仕事や交流も行われました。昨年末近くから感染が広がっている新変異株の影響も気になるところです。

昨年9月半ばに赴任した私も、管轄区域10州をできるだけ訪問するようにいたしました。このうちイリノイ州も含めて7州まで訪問しましたが、残りの州にもできるだけ早い時期に訪れたいと思っております。その中で、バーチャルな交流の便利さを感じつつも、直接人々にお目にかかって話をしたり時間を過ごすことの素晴らしさを再認識しました。そして、中西部の方々が大変親日的であること、心が温かいこと、そしてこれまで長年かけて多くの関係者が築き上げてきた日本とアメリカの親密な関係の素晴らしさと重要性を感じました。コロナ禍でいろいろなご苦労がおありと思いますが、その中でも精力的に日・中西部関係、日米関係の発展にそれぞれの形で貢献されている皆様に敬意を表したいと思います。

今年は9月に日本・米国中西部会の日米合同会議がシカゴで開催される予定になっております。実現すれば3年ぶりの開催となり、日本からも中西部各地からも多くの方々がシカゴに集結することになります。この会議に向けて、そして会議の機会に将来の日・中西部関係の発展に向けた計画や新たな出会いときっかけが生まれることを切に期待いたします。

総領事館の最も大切な仕事は、皆様が安全に、そして安心して生活できるように様々なサービスを提供することです。不安なこと、お困りのこと、細かいことでもご遠慮せずにどうぞ総領事館までお尋ねください。

新型コロナウィルスの状況を慎重に見極めながら、引き続き、皆様と一緒に良い一年となりますよう尽力して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。