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当館スタッフの主な活動(2013年1月〜12月)

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11月13日、当館広報文化センター(JIC)のスタッフは、シカゴ市内のOur Lady of Mount Carmel Academyを訪れ、同学校の1週間にわたるジャパン・カルチュラル・フェアの一環で日本文化紹介を行いました。小学1年生から8年生(中学2年生)までの総勢160名以上の児童・生徒が、さまざまなゲームやプレゼンテーションを通して日本や日本文化について学びました。また箸の使い方や折り紙、きものの試着、習字などの体験学習も行われました。

当館では年間を通じてこのようなスクール・ビジット・プログラムを行っており、小・中学校から大学、地域のさまざまな組織等に職員を派遣し、日本文化を紹介する活動を行っています。

写真は上から習字にトライする児童・生徒たち、剣道デモンストレーションの様子、そして新聞紙で作った兜をかぶった生徒たちとハッピを身にまとったJIC職員、赤いカルチュラル・フェアのTシャツをきたPTAの方々の集合写真です。








11月9日、元JET参加者の会シカゴ支部(JET Alumni Association Chicago、JETAA Chicago)が当館の広報文化センター・ホールにて、キャリアアップ・セミナーを開催しました。このセミナーは、日本でのJETプログラムに参加後米国に帰国して間もない元同プログラム参加者や既に職に就いて各方面で活躍している同参加者の会メンバーらのキャリアアップ支援を目的として、JETAA Chicagoが主体となって毎年実施しているものです。

イベントには20人以上が出席し、履歴書の書き方や人脈構築の重要性、LinkedInをはじめとするITリソースの活用方法、更にJETプログラムに参加した経験をいかに効果的にアピールして就職・転職に繋げるか等、専門の講師らによるアドバイスを受けました。

セミナー終了後にはレセプションが催され、参加者間のネットワーキング促進と就職・転職に関わる情報交換等がなされました。












11月1日から11月14日にかけ、日本の中学生、高校生、大学生の一行175名が、北米地域との青少年交流事業「KAKEHASHI Project-The Bridge for Tomorrow-」に参加し、3日から米国を訪れています。KAKEHASHI Projectは、日本経済の再生に向けて、日本に対する潜在的な関心を増進させ、訪日外国人の増加を図ると共に、クール・ジャパンを含めた我が国の強みや魅力、日本ブランドや日本的な「価値」への国際理解を増進させることを目指して実施されています。

今回米国を訪れたのは、帯広柏葉高等学校(北海道)、いわき総合高等学校(福島県)、いわき生徒会長サミット(福島県)、宮城学院女子大学(宮城県)、神戸学院大学(兵庫県)、北九州市立大学(福岡県)、及び神戸大学(兵庫県)各校の生徒・大学生です。一行はまず、日本からシカゴに到着しました。

6日夕、当館は、広報文化センターホールにて歓迎レセプションを開催しました。レセプションには吉田総領事をはじめ、シカゴ日米協会や商工会議所関係者やシカゴ周辺の大学・学校の教師・学生らも多数出席しました。そうした中で各校の生徒・学生代表者が、米国の印象や今後の抱負などを語りました。また、同じくKAKEHASHI Projectを通して今年7月に米国から日本を訪れたウイットニー・ヤング高校の生徒たちも、日本での体験や感想について写真スライドを用いて報告しました。

日本からの一行は今後、各校ごとに分かれ、米国各地で学校交流やホームステイを体験するとともに、日本及び地域の強み・魅力についてのプレゼンテーション等を行います。

KAKEHASHI Projectは、日米の青少年4600名が参加する大規模な交流事業です。日本の生徒・学生は、米国でのさまざまな活動を通じて、各地で日本についての情報を発信します。同時に米国の生徒・学生らも日本各地を訪れ、地方文化、歴史的遺産、最先端技術の視察や、学校交流、ホームステイ等を行い、日本の魅力に対する理解を深めます。次世代を担う両国の青少年たちが国際的な視野を持った次世代の人材として成長する経験を培うことが期待されています。


写真は上から1)レセプション冒頭にて歓迎の挨拶を行う吉田総領事及び柳井首席、2)米国の印象や今後の抱負を語る各校の中高生(左側からいわき生徒会長サミット、いわき総合高等学校、帯広柏葉高等学校の各代表者)、3)歓談の時間に当地のさまざまな団体・学校関係者と歓談する中高生・大学生の模様、4)歓談後に引き続き感想や抱負を語る各大学の大学生(左側から宮城学院女子大学、神戸学院大学、北九州市立大学、及び神戸大学の各代表者)、5)今年7月に訪日したウイットニー・ヤング高校代表者です。








10月30日午後、当館と日本貿易振興機構(JETRO)は、シカゴ市内のケンドール・カレッジにて日本酒のテイスティング・イベントを開催しました。このイベントは、地元の食品・飲料業界関係者を対象に日本酒の普及を図ることを目的としたものです。

会場内の大ホールには、日本酒輸出に取り組んでいる日本の酒造メーカーや当地の日本酒卸売業者等による約20のブースが出展し、当日来場した100名を優に上回る当地の飲食業界関係者に日本酒の魅力を直接アピールしました。

各ブースでの試飲と同時並行で、日本酒をテーマとしたセミナーも実施しました。講師は、米国において日本酒の普及に尽力してきているティモシー・サリバン氏が務めました。サリバン氏は、日本酒に馴染みの薄い関係者にとってもわかりやすく日本酒の基礎知識を説明するとともに、日本酒をビジネスで効果的に活用しいく方法についても語り、聴衆からのさまざな質問にも答えました。

日本酒の試飲とセミナーを通じ、多くの来場者が日本酒文化への理解を深めました。

写真は上から、会場大ホールでの日本酒テイスティングの模様、セミナー冒頭で挨拶をする吉田総領事、日本酒について講演するティモシー・サリバン氏です。



10月27日(土)、当館広報文化センター・ホールにてJETプログラムの募集説明会を実施しました。JETプログラムは、「語学指導等を行う外国青年招致事業(The Japan Exchange and Teaching Program)」の略称で、外務省をはじめ総務省、文部科学省及び(財)自治体国際化協会の協力の下、地方公共団体が実施している事業です。JETプログラムは、外国語教育の充実と地域レベルの国際交流の進展を図ることを通し、日本と米国をはじめとする諸外国との相互理解の増進と日本の地域の国際化の推進を目的として、昭和62年度に開始されました。現在4,300人以上が現役参加者として日本各地の学校や地方自治体等にて活躍しています。

27日午後に行われた説明会には学生を中心に約20人が参加しました。説明会は、当地シカゴのJET参加者同窓会組織の協力を得、元JET参加者たちが自らの日本での経験談なども交えつつ、JETプログラムについての説明を行いました。プログラムの概要や応募方法、今後の日程はもちろんのこと、実際の職務内容や典型的な1日の流れ、課外活動、地域コミュニティとの関わり、都市部や農村部での生活の違い、保険や健康管理、為替等金銭面のやりくり、困ったときのサポート・システム等々、半日に及ぶ説明会において扱われたトピックは多岐にわたりました。質疑応答に時間には、質問が次々にあがり、元JET参加者からのアドバイスに耳を傾けていました。

今月下旬から来月下旬にかけ募集が行われ、その後は書類選考と面接を経て、来年春に合格者が発表されます。殆どの採用者は夏に一斉に日本へと旅立っていきます。当館が管轄している米国中西部からも、毎年100人を優に上回る新規参加者が日本へと出発していきます。




総領事館の広報文化センター(JIC)では、学校などからの要望に応じ、スタッフが日本文化紹介のデモンストレーションや日本に関するさまざまなトピックについてのプレゼンテーションを行っています。10月17日午前、グレンブルック高校の生徒約20名がJICホールを訪問し、日本やJICの活動などについての説明を受け、茶道のデモンストレーション、折り紙や箸の使い方、ゆかた・はっぴの試着、習字、けんだま、こま等を実際に体験して学びました。



9月20日、イリノイ大学アーバナ・シャンぺーン校において日本文化紹介事業の一環として落語イベントを開催しました。会場は200人を超える聴衆でほぼ満席となり、落語家の桂三輝(Katsura Sunshine)氏による英語落語を堪能しました。







9月14日、当館はアイオワ日米協会と共に日本のポップカルチャー・イベント「Anime De Mo ii(アニメでもいい)」をアイオワ州デモインにて開催しました。このイベントは、ドレイク大学を会場に、同大学のアニメクラブとの協力の下、一昨年から行われているものです。今年は400人以上の人々が訪れ、コスプレやゲーム、カード・トーナメント、太鼓、剣道、茶道等々、さまざまな実演や参加型の催しを楽しみました。

米国における日本のアニメやポップカルチャー人気を背景に、それらをきっかけに日本や日本文化に関心を持ち、日本語を学び始める若者も増えています。「Anime De Mo ii」は、そうした日本への言わば「入り口」になっているアニメやポップカルチャーに焦点を当てつつ、より幅広く日本文化に触れ親しむ機会を提供しています。

写真は上から剣道デモンストレーション、太鼓パフォーマンス、茶道デモンストレーションの様子です。






8月27日、当館広報文化センター(JIC)は、日本から書道家の千葉清藍(ちばせいらん)さんを特別講師に迎え、書道ワークショップを開催しました。このイベントには大人から子供まで約40名が参加しました。

千葉氏は、書道やその魅力について説明するのみならず、自らが2010年5月から始めた福島県の全市町村を巡る「書道の旅」についても言及し、旅のゴールまで残り僅かのところで東日本大震災に影響を受けながら、その後も鎮魂と復興への願いを込めて旅を完結した体験についても語りました。千葉氏は、今年1月から「あったかふくしま観光交流大使」を務めています。

JICホールで行われた書道デモンストレーションでは、千葉氏は、特大の筆と紙を用いて「手」という一文字を書きました。ものを書いたり、温めたり、手をつないだり--そうした手の持つ重要な意味に思いを馳せて出来た一文字の書道作品が、参加者の目の前で完成しました。
その後、参加者たちは自ら筆をとり、墨を使って、各々に好きな漢字一文字を書き上げていきました。参加者は千葉氏の指導の下、筆遣いを練習し、書道について自ら体験しながら学びました。

写真は上から、千葉氏による書道デモンストレーション、参加者の書道体験ワークショップの模様、完成作品を持っての集合写真です。



8月7日、シカゴ・カルチュラル・センターにて日本映画「テルマエ・ロマエ」の上映会を開催しました。会場は200人以上の一般来場者でほぼ満席となりました。古代ローマ帝国の一人の浴場設計技師が現代日本へとタイムスリップし、日本文化に出会い、それをローマに持ち込んで大成功を収める姿をコミカルに描いたこの映画を大いに楽しんでいました。2回目の上映会を8月9日にも開催予定です。









7月26日、日本への出発を翌日に控えた109名の第27期JETプログラム参加者を対象とする出発前オリエンテーション及び歓送レセプションを開催しました。

JETプログラムは日本における草の根国際交流の促進を目的とし、全国各地で国際交流や外国語教育に貢献できる若者を海外から招へいするプログラムです。シカゴは、世界でも屈指のJETプログラム募集・送り出しの拠点となっています。今年、JETプログラムには40カ国から1660名以上が新規に参加します。シカゴからは4月に2名、7月27日に109名が日本へと出発。さらに8月中旬にも5名が渡日する予定です。参加者は日本各地で外国語指導助手(ALT)や国際交流員(CIR)としての職務に従事します。JETプログラムは参加者と配置先地域の国際理解や交流を深める良い機会を提供しています。

写真は上から、出発前オリエンテーションでの参加者の様子、オリエンテーションで挨拶をする金子広報文化センター長、歓送レセプションで挨拶をする吉田総領事、翌27日のオへア空港での出発前の様子です。



6月27日及び28日、当館広報文化センターにて第20回中西部広報戦略会議(ミッドウエスト・フォーラム)が開催されました。米国中西部各地から名誉総領事や日米協会の代表が集まり、シカゴの日本商工会議所や日本貿易振興機構(JETRO)事務所、JET同窓会シカゴ支部、またニューヨークからも国際交流基金事務所及び国際観光振興機構(JNTO)事務所等の各代表が参加しました。会議では最近の活動報告や効果的な広報のあり方についての議論が行われた他、日本の経済政策や日米経済についてのブリーフィング等が行われました。







6月22日及び23日、第27期JETプログラム(「語学指導等を行う外国青年招致事業(The Japan Exchange and Teaching Programme)」)の新規参加者を対象とした出発前研修を当館広報文化センター・ホールにて実施しました。今夏、JETプログラムでシカゴから日本へと出発予定の約40名が参加しました。研修では、JET同窓会シカゴ支部のメンバーがプレゼンテーションを行い、日本での日常生活や職務内容、地域コミュニティとの関わり方、エチケット、異文化コミュニケーション、ホームシックへの対処法等、あらゆる角度から日本で暮らしていく上でのノウハウを、それぞれ自らの実体験のエピソードも織り交ぜながら具体的にアドバイスしました。

今夏、シカゴからは100名以上のJETプログラム新規参加者が日本へと出発していきます。彼らは日本各地で外国語指導助手(ALT)として小学校・中学校や高等学校で語学指導に従事したり、国際交流員(CIR)として地域の国際交流活動に従事します。

写真は上から、質疑応答に当たるJET同窓会メンバー、チーム・ティーチング・ワークショップの様子です。







6月8日及び9日、恒例のシカゴ日本人会「第31回日本祭り」がエルク・グローブ高校にて開催されました。この日本祭りは毎年、地元の214教育学区やシカゴ日本商工会議所等が共催・協賛して開催しているものです。これまで30年以上にわたり、日本のさまざまな伝統・文化を地元地域の人々が触れ親しむ機会となっています。今年は好天にも恵まれ、2日間で約6千もの人々が来場し、元大関の小錦さんや日本人唯一のナスカー・ドライバーの尾形明紀さんも特別ゲストとして登場して盛況でした。

当館は鎧・兜の展示・着付けブースを出展しました。100名近くの人々が本格的な鎧・兜(国際交流基金ロサンゼルス事務所所有)を身にまとい、各々に写真を撮るなどして楽しみました。

写真は上から、開会式で挨拶する吉田総領事、当館の鎧・兜のブースの様子です。









5月17日(金)〜19日(日)、中西部最大規模のアニメ・コンベンション「アニメセントラル」がハイアット・リージェンシー・ホテル・オヘア及びドナルド・スティーブンス・コンベンション・センターにおいて開催され、両会場は終日若者を中心に多くの日本アニメ、マンガ、ポップ・カルチャー・ファンで賑わいました。当館広報文化センターも会場内にインフォメーション・ブースを設置し、日本の文化、交流事業の紹介や観光情報の提供等を行いました。特にブースにて行った鎧・兜の展示は好評で、立ち寄った人々は写真を撮ったり、なかには実際に鎧・兜を試着してみる人もあり、日本文化に直に触れて楽しむ機会となりました。

5月19日(土)午後にはウィスコンシン大学ミルウォーキー校助教授のジェイソン・ジョーンズ氏による、日本映画をテーマとした特別講演(「Godzilla: Forever King of the Monsters」)が広報文化センター主催で行われました。オーディオ・ビジュアルも駆使したゴジラ映画についてのレクチャーでは、終始聴衆から多くの質問が飛び交い、関心の高さがうかがえました。

また、特別講演に続き、JETプログラム説明会が行われました。説明会では、同プログラム経験者の総領事館館員が自らの体験についても語りました。


最初と2番目の写真は広報文化センター・ブース、3番目はジョーンズ助教授による特別講演、最後はJETプログラム説明会の様子です。







当館は、5月14日、JETROシカゴとの共催により、シカゴ市内のケンドール大学において、食品事業関係者向けの日本食・日本酒PRイベントを開催しました。

これまでも日本酒、日本茶をPRするイベントを実施してきたところですが、今回は中西部初の試みとして、日本酒(約170銘柄)を核に日本産食材(水産物、加工食品、調味料、日本茶等)を含めて大規模かつ総合的に商品を紹介しました。日本の蔵元、日系食品メーカー、日系食品卸売業者等49社が積極的に出展し、約280名の食品事業関係者等が来場した中、双方から高い評価を得ました。

また、会場では商品の出展のほか、和菓子(滋賀県の和菓子販売「とも栄」社長の西沢勝治氏)や日本食(柳橋隆シェフ)のデモンストレーション、日本酒のレクチャーも開催し、参加者に日本食文化の奥深さ・素晴らしさを十分にアピールすることができました。

シカゴ地域でも日本食・日本酒は浸透してきています。それらの更なる認知度向上を目指して、業者の方々と協力の下、引き続きこうした取組みを行っていくこととしています。







5月8日、当館広報文化センターではシカゴ日米協会との共催で”Japanese Tradition: Kimono 〜Lecture and Demonstration〜”を開催しました。このイベントではイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校名誉教授及び日本館前館長である郡司紀美子先生が伝統的な着物について講演しました。続いて、ハクビ京都きもの学院着物着付講師の笠田敏江先生によるデモンストレーションが行われ、参加者は浴衣、黒紋服、振袖、黒留袖の着付けを間近にみることができました。

日本の伝統的衣服である着物は時代とともに変化を続け、着物を普段着として着用することがなくなった現在も結婚式、成人式、七五三など、目にする機会が少なくありません。最近ではファッションとして着物に興味を持つ若い女性も多いようです。また、例えば、女性の着物は既婚か未婚かによって着る着物の種類が分かれていたり、季節ごとにふさわしい模様のものを着たりと、着物を通じて、奥が深い日本人の心、伝統を知ることができます。この日のイベントでは出席者は着物について知識を深め、日本文化の一端に触れることができました。

写真は上から順に振袖の帯を締めるデモンストレーションをする笠田先生(右端)とモデルの方、郡司先生及び笠田先生と3名のモデルの方、きれいに着付けを終えたモデルの方2名と郡司先生、先生方と吉田総領事夫妻です。





当館では3月24日に茶道裏千家淡交会シカゴ協会、シカゴ植物園の協力により、茶道のプレゼンテーションをシカゴ植物園にて開催しました。茶の湯、茶道は単にお茶を飲んでいただくのみではなく、決められた作法に基づいてお茶を立て、客にふるまうものです。主客は、客に美的、知的、身体的に楽しんでもらうため、茶道具から掛け軸にいたるまですべてのことに気を配ります。

このイベントでは協会のラファエリ会長が茶道の伝統について説明をした後、フランシス副会長によるプレゼンテーションが行われました。質疑応答ではラファエリ会長と、講師クボセ師範が参加者からの質問に答えていました。

写真は上から順にお茶を立てるフランシス副会長、質問に答えるラファエリ会長とクボセ師範、イベント後に茶道具などについて更に質問をする参加者の方々です。

3月16日、第27回日本語弁論大会が在シカゴ日本国総領事館広報文化センターにおいて開催されました。小学生から大学生まで幅広い年代の参加者計40人が、日頃の日本語学習の成果を各々スピーチで発揮しました。弁論のテーマも環境問題から折り紙まで多岐にわたり、それぞれの題目について楽しく、また説得力のある発表をしました。
大会では冒頭、吉田雅治総領事が挨拶し、アメリカにおける日本語教育の現状について触れつつ、日本語は難しいが学び甲斐のある言語であり、また世界においても重要な言語であるとして、日本語学習を続ける参加者たちを激励しました。
 参加者は、日本語学習への不断の努力とその成果を大いに発揮していました。いずれ劣らぬ発表に審査員は受賞者の選定に苦労しました。
今回の大会では、ワシントン大学セントルイス校のウォンウ・チェさんが最優秀賞を、リンジー・シュルツさんが姉妹都市大阪賞をそれぞれ受賞しました。


写真は、出場者と審査員の集合写真です。





Kizuna II: The Bonds of Emotion

2011年3月11日に発生した東日本大震災から2年が経過しました。同震災から2周年に際した3月11日(月)、イリノイ州政府ビルのジェームス・R・トンプソン・センター内において、特別写真展「Kizuna 2: The Bonds of Emotion, Japan Earthquake Photo Exhibition」のオープニング・セレモニーが開催されました。この特別写真展は、シカゴ姉妹都市プログラム大阪委員会、シカゴ日米協会及び在シカゴ日本国総領事館の共催で行われたものです。

セレモニーでは、参加者が1分間の黙祷が捧げました。また、「司太鼓」による和太鼓演奏や合唱団の「コール双葉」による「上を向いて歩こう」の合唱も行われました。総領事館の吉田雅治総領事は日本側代表として挨拶し、アメリカや中西部から寄せられた多大な募金、支援に感謝の意を表しました。

この写真展は、ロヨラ大学のジェマソン・チェン氏がキュレターとなり、パット・クイン=イリノイ州知事及び ラーム・エマニュエル=シカゴ市長が共同で名誉委員長を務めました。展示は3部構成となっています。第1部は、「Memory: Things We Should Never Forget」と題し、現在の東北の様子を伝えた、日本経済新聞社のコレクションです。「Chicago Connections」と題した第2部では、震災当時に被災地に居合わせた人々や救助活動にかかわった人々など、震災に個人的なつながりを持つシカゴの人々が撮った写真を展示しています。第3部の「Voice from Japan」では、東北の人々の現在の復興の様子を捉えた写真が展示されています。

当日はオープニング・セレモニーに続き、記者会見とレセプションも行われました。

この写真展に加え、3月13日にはセミナー「 Japan in Perspective: An Update on the Pace of Economic and Social Recovery from the Great East Japan Earthquake」がシカゴ連銀ビル内で行われました。吉田総領事は現在の復興状況を伝え、日本からの感謝の意を改めて表明しました。またジェトロ・シカゴ事務所の眞銅竜日郎所長は、自らの東北訪問にも触れながら、復興状況を語りました。セミナーでは、シカゴ・トリビューン紙のグレッグ・バーンズ論説委員がモデレーターを務めました。

これらの写真展とセミナーは日本とアメリカ中西部とのつながりが今もなお強いものであることを印象づけるものとなりました。


【写真】上から順に、オープニング・セレモニーでの司太鼓による演奏、日本代表の一人として挨拶する吉田総領事、セレモニー後に行われた記者会見の模様です。

なお、この特別写真展は、トンプソン・センター及びシカゴ市内のギャラリーでの展示に続き、現在、4月30日までノースイースタン大学(Northeastern Illinois University ? Student Union 2nd Floor Galler)において展示されています。


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