文楽中西部公演について

 

 米国では15年ぶり、ここ中西部では史上初の本格的な「文楽」 の公演(主催:文楽協会、他、助成:文化庁、国際交流基金、他)が、10月6日にイリノイ大学アーバナシャンペーン校(クラナート・センター)で、10月8日にエバンストン市のノースウェスタン大学(カーン・オーディトリアム)で行われました。

 

 公演では、伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこOshichi's Burning Love)」と、「壷坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき、Miracle at the Tsubosaka Kannon Temple)」の演目が上演された他、出演者による文楽についての解説も行われました。両会場に集まった計約2000名の観客は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形遺産に指定されている我が国の代表的な伝統舞台芸術を充分に堪能しました。

 

 この「文楽」中西部公演は、イリノイ大学とノースウェスタン大学が共催し、在シカゴ日本総領事館、大阪市シカゴ事務所、イリノイ大学日本館が協力し、多くの日米民間企業、個人の募金を得て実施されたものです。