伊藤総領事着任挨拶

平成29年2月21日に在シカゴ総領事として着任いたしました。

 シカゴは、冬の寒さが厳しいという印象がありましたが、例年にない暖冬に迎えられ、少し安堵しているところです。

 昨年は、シカゴ・カブスが108年ぶりにワールド・シリーズ・チャンピオンに輝きましたが、野球のみならず、バスケット・ボール、アメリカン・フットボールやアイスホッケーで人気のチームが所在するなどスポーツが大変盛んで、シカゴ交響楽団に代表されるように文化の都市としても知られることから、私自身もシカゴへの赴任を楽しみに参りました。

 在シカゴ総領事館が管轄する中西部10州(アイオワ、イリノイ、インディアナ、ウィスコンシン、カンザス、ネブラスカ、ミズーリ、ミネソタ、ノース・ダコタ、サウス・ダコタ)は、製造業、農業、観光業から金融業に至るまであらゆる分野で発展を見せており、日本企業の進出も活発です。

 総領事館として、まず当館管轄の10州におられる約33,000人の皆様の安全や安心に資するような領事サービスの提供を心がけて参ります。在外教育施設(日本人学校、補習校)及び旅行者の安全確保も重要な課題です。このために当館の窓口業務の充実をはじめ、出張サービスやホームページやメール等による情報の提供を行って参りますので、皆様方からのご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

 また、日本と米国中西部の経済関係の更なる発展のために、日本企業の皆様のご意見やご要望をよく伺いながら、総領事館として最大限の対応に努める所存です。当館の管轄10州においては、約1,300におよぶ日本企業の事業所があり、その投資が13万人の雇用を生み出しているという、地元の経済に貢献し雇用を促進している実態を伝え、各州の関係者や市民の一層の理解を得ることにも力を尽くしたいと考えています。

 さらに、日本の文化を発信し、姉妹都市や草の根の交流を後押しすることも積極的に行いたいと考えております。日本各地と中西部との間では、70以上の姉妹都市関係が存在し、各地では日本祭り等の開催を通じて日本の文化が広く紹介されています。大変嬉しく思うとともに、こうした行事に参加して、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

 当館の業務は、日米協会、日本人会、日系人団体、商工会議所、中西部会関係者、JETRO事務所、姉妹都市委員会等との連携なしにはあり得ません。皆様のご協力を引き続きお願い申し上げます。

 当館は今年の12月1日に創設120周年を迎えます。日米間の交流や経済関係を更に将来に向けて発展させていくことが我々の使命であり、そのためにも、皆様のお役に立てる、開かれた総領事館であるよう館員とともに日々研鑽してまいる所存です。当館の業務や運営に関する忌憚なきご意見をお聞かせください。


 在シカゴ総領事  伊藤直樹